ワンコインデコーダ4.2 スリム版 でけた。
仕事がひと段落したので、数週間前に頒布頂いていたワンコインデコーダ等の組立てをようやく行えました。
通販時の良くない癖で、気になったものをついつい追加購入してしまったものを含めて、組み立て&動作確認してみました。
まずは DCC Decoder Tester を作成(Nuckyさんのやつ)
最初に作ったのは、ワンコインデコーダを今後利用していくにあたって便利そうなこのテスター。
必要なパーツは、事前に秋月電子のネット通販で購入しておきました。
ぬっきーさんのサイトを見ながら、特に悩むことなく完成。これで、今後のワンコインデコーダ作成後の動作確認が楽になるはず。
このテスター自体の動作確認をしたいのですが、手元に対応したデコーダ(ワンコインデコーダ or NEM652ピンのデコーダ) が無く、このあと作るワンコインデコーダでもって確認するしかありません。
ワンコインデコーダ4.2 スリム版 作成
作り方はぬっきーさんのサイトにて、かなり詳細に記載してくれています。電子工作の知識が無いものにとって、各電子パーツの説明や極性有無の説明はかなりうれしい!
web.nucky.jp上記サイト内にぬっきーさん自身による作成動画もあるので見ましょう。
で、ぬっきーさん情報をもとに作成を始めます。
マスキングテープで貼り付けて・・・
はい出来上がり。初めての表面実装パーツだったたので、1時間くらいかかりました。。。疲れた。ルーペ越しに見てもハンダの状態がよく分からなくてキツいすね。
100円ショップかなんかで買ったスマホ用のマクロレンズで撮影するとこんな感じでした。ピントの合う範囲が狭すぎるw
PICマイコンへのプログラム書き込み
ハンダ付けが完了したら、先日作成した Smile Writer COMBO-P を使って、ワンコインデコーダ上のPICマイコンに対してプログラムを書き込みます。
上述サイト内の「サンプルソフト」チャプタにある「HEXファイル」をダウンロードし、PICkit2 で書き込んでいきます。書き込み前に、デバイスが正常認識されること、ブランクチェックで正常なことを確認し、HEXファイルをインポートして「Write」。
おっしゃ、正常終了!
動作確認
まず最初に、CV値の読み出しをできるかを確認しました。しかし、最近メインで利用している DSshield には、CV読み出し機能が無く、あれーどうやればいいんだっけと悩む。
よくよく思い返すと、CV値の変更はCV3のアドレス変更くらいしかやったことありません。その際に何を使ってアドレス変更していたのか思い出し、たしか ECoS2 だった気がする。
で、以下の画面の通り、CV値を読み取りが正常に行えました(CV1の値が3。つまり初期アドレスが 3 となっている)。ちなみに画面右上の「XL」と「Paged Mode」 がチェックONになっていますが、OFF でも読み取りできています。
CV値読み込みができたので、続けて、冒頭で作成したデコーダテスターを使います。
ワンコインデコーダを4ピンのとこに差し込み、Bトレ用M車から引っこ抜いたモーターを接続。ECoS2でアドレス3を指定してスロットルを上げると、モーターもあわせて回転してくれました。よかった。。。
ちなみに正常に動作したワンコインデコーダは2枚目でした。最初に作った1枚目は、Reverse時にはモーターが正常動作するのに、Forwardにすると無反応という状態でした。この時にはまだ、デコーダがおかしいのか、テスターがおかしいのか切り分けできていなかったため、ワンコインデコーダ2枚目をつくることで切り分けました。
2枚目の正常動作により、テスターは正常であることが確認できたので、1枚目のワンコインデコーダがNGと判明。ハンダ付け箇所を何回も見ましたが、どこが悪いか特定できず。
Forwardのみおかしいという事象を考えると、抵抗やダイオードなどは正常、PICも書き込みできているので正常か。進行方向によって処理が異なるパーツは何かを考えると、モータ制御をおこなうフルブリッジドライバが怪しいと考え、この全8ピンのハンダ付けをやり直しました。すると運良くあたったようで、Forward 方向でもモータが正常動作するようになりました。よかったよかった。
ということで、無事にワンコインデコーダを作成できました。
このデコーダは、Bトレの車両に搭載していきたいと思います。
おわり
Smile Writer COMBO-P でけた。
DCCfestaでスマイラーさんより頒布頂いた Smile Writer COMBO-P を組み立てました。何を隠そう、基板上にパターン以外何もない状態から組み立てるのは相当久しぶりです。(小学校の図工とかそんくらい以来。
さぁ、完成するのでしょうか。
組み立て
まずはパーツ全体。おいつじる、なんとかなりそうかい。
スマイラーさんからは回路図と完成写真、そしてNuckyさんのSimple PICKit2 をベースにしているとのことで説明ページを見ながらで、特に悩むことなく作業は進められました。
今回、抵抗器がそこそこの本数あり、抵抗値ごとに分別するのだけど、もはや肉眼だと色が分かんない・・・。特に、紫~茶色~赤 が分かりずらかったので、以下写真のようにスマホで撮影して二重チェック。
ということで、たんたんとハンダ付けして無事に完了。3時間くらいでしょうか。
気を付けたことは主にスマイラーさんからの注意事項と同じで以下の通り。
- USB Mini B のピンがとても小さく密集しているのでハンダ付け時注意
- LED3色分の極性 ※今回頒布頂いたもの固有の可能性あり
PICkit2ソフトウェアのインストール
完成したら、Nuckyさんの以下サイトを参照し、Windows PC へ PICKit2のインストールとデバイス定義ファイルのUpdateをします。
PCとのUSB接続
端子をよく見てなかっただけですが、USB micro-B と勘違いしていました。正解は以下写真の通り、USB mini-B です。ちょっと古めのデジカメや、ソニーの携帯ゲーム機PSP(初代)で使われてたやつですね。最近全然見てなかったので忘れてました。
なんとかUSB Mini-Bケーブルを探し出し、PCへUSB接続すると Power ランプが神々しく点灯してくれました。
デバイスとワンコインデコーダの認識
PICkit2 Programmer を起動し、Tools > Check Communication を実行すると、以下写真のように全LEDが点灯し、なんかうまくいってそうな雰囲気です。
残念ながら、現時点では、ワンコインデコーダの基盤と必要な電子パーツが頼んだばかりで手元に無く、プラグラムの書き込みまで試せていません。
と思ったのですが、DCCfestaでにこまつさんに頂いたワンコインデコーダが1つあるのを思い出したので、とりあえず挿してみました。
Device として、きちんと「PIC 16F684」と表示されました、よかったよかった。
今日の作業はここまで。
おわり
DCCfesta2018に参加しました
10/6(土)にDCC電子工作連合さんのDCCfesta2018へ参加してきた。
鉄道模型系イベントはこれまでも、ビッグサイトのJAMや蒲田のやつなど、ひとりで見に行ってました。けれど、あくまでひとりで参加し、これと言って誰かと会話することもなく帰宅していたので、今回のように鉄道模型好き、しかもDCC好きな方々とたくさん話し、いろんな経験談を聞くことができ非常に楽しかったです。
会場は浅草のロクハンさんショールームで、Zゲージの大きなジオラマがありました。
これまでZゲージはあまり気にしていなかったけど、レールのバリエーションが多くて驚いた。カーブポイントやダブルスリップ,ダルクロスと揃っていて羨ましい。HOユニトラックも頑張ってちょうだい。
イベント内容については、主催された DesktopStation のYaasanさんブログをご覧ください。
デコーダ取り付けサポート教室
会場ではデコーダ取り付けサポート教室に参加してきました。自分が持って行ったのは、KATOのE5系基本セット(HO)で、デコーダはDigitraxのDZ126というやつ。まずはM車のみが取り付け対象です。みなさんには「これZ用のやつじゃね?アンペア足りっかな?」と心配されて、こっちも心配になったものの、説明書を見ると「1.0Amp / 1.5Amps Peak」と書いてあり、E5の台車モータはそんなに電力食わないからまぁ大丈夫だろうとのお言葉をいただきホッ・・・。
で、なんやかんやとアドバイスを頂きながら、デコーダの取り付けと、DS BlueBoxでのCV値読み出し処理の正常完了まで終えることができました。
ただ、ケーブルのどこかが座席/床パーツに干渉してキチンと閉まらなかったので、のちほど直す必要がでちゃいました。
作業後、ケースにしまおうとしたらボディがきちんと閉まっていないため、発泡スチロールケースに収まらずに泣いていたところ、優しいお兄さんが助けてくれてうまいことやってくれました。シキのお兄さんありがとう!
懇親会
その後懇親会と2次会に参加。参加者のZやNの車両にデコーダやスピーカを組み込んだ実物を見ながらの飲酒は楽しかったーー。
席中、スマイラーさんより出来立てほやほやの「Smile Writer COMBO-P」キットを勢いで購入させて頂きました。NuckyさんのOneCoinデコーダのPIC書き込みをするものらしい。まさにこれからOneCoinデコーダに手を出そうとしていたので、渡りに船。
これまた席中に、にこまつさんからOneCoinデコーダ(Type-P)2つを頂いてしまいました。お二方ありがとうございました。
電子工作はまだ入門者ですが、ゆっくりと組み立てていきます。
おわり
スイッチバック(1)-3:DesktopStationスクリプト
とりあえず動かしてみる
ひとつの車両が、ひたすらスイッチバックを繰り返すスクリプトを作成し、動かしてみた。ゴチャゴチャしてますが、線路上のDD51のみ動きます。
DSの設定
DesktopStationソフトウェアのオプション設定は以下にしてます。
- S-88 N のTrain Detector(Nuckyさん製)を利用するので、[S88設定]のS88を使用するチェックをONにする
- DCCポイントも制御するので、[DCC設定]のDCCアクセサリを使用するチェックをONにする
- シリアルポートの設定は、USB接続した Aruduino UNO のシリアルポート番号が何番であるかをデバイスマネージャで確認しておく(下図参照)
[複数スクリーン表示設定]は、フルHD(1920x1080)の解像度があるなら下図のような「4スクリーン」にすることで表示情報量がだいぶ増え、スクリプト作成時に便利。
Loco(車両)とスロットの設定
事前に、ロコとしてDD51(アドレスは51)を登録する。
次に、登録したロコをスロットに追加する。スロットに追加する目的は、イベントスクリプトでの車両指定時に汎用性をもたせることです。
スクリプト内の車両に対するアクションをスロットで指定することで、他の車両(=異なるアドレスの車両)をスロットに入れ替えることで、同じスクリプトで異なる車両を動かすことができます。
下図は、一番左上の「スロットA」にDD51を追加した状態。
ただ将来的には、車両ごとにファンクションナンバーが異なる場合が出てくると思うので、車両によって警笛のファンクションナンバーが違うといった場合には、何らかのフラグなど使って制御が必要になりそう。
EventScript
動画のスイッチバックの動きを実現させているスクリプトは、以下A~Fの6つのイベントから成り立ってます。
- A:3進入
- B:2進入
- C:電源ON ※本来な
- D:5進入
- E:6進入
- F:7進入
上記の数字ですが、以前の記事で書いた以下の「検知区間①~⑦」を指しています。
つまり、A「3進入」のイベントスクリプトは、上図内左下の検知区間③に進入した場合の処理を書いています。各イベントの内容は以下の通り。
- A:3進入
- B:2進入
- C:電源ON
- D:5進入
- E:6進入
- F:7進入
スクリプトの簡単な説明
- 「N進入」(A、B、D、E、F)の処理ほとんど同じことをやっていて、進入したら停止 ⇒ 10秒後にポイント転換&方向転換&発進。
- [Flag.0]を上り/下りフラグ(値が1の時:下り)として利用し、ポイントの転換をどちらにするか制御する。[KUDARI]というラベルで条件分岐している箇所がそれ。
- 上記のフラグは、折り返しとなる区間2と7のイベントで値を設定するようにしている。具体的には、区間7では下りフラグ[Flag.0 = 1]を立て、区間2では上りフラグ[Flag.0 = 0]を立てている。
- 「C:電源ON」は、このスクリプトの最初のトリガーとするためのイベント。検知区間②~③の間にロコを配置している状態であることを前提に、DSshieldの電源をONにすると区間③へ進入させるため、区間③方向へ発進させる。これにより、「A:3進入」イベントが発生し、その後のイベントへつながっていく。冒頭動画の最初の動きを見てもらうのが分かり易いと思う。
次は、今回利用していない区間1に2両目のロコを配置し、2つのロコが順番にスイッチバックするようにしたい。
参考にさせていただいたブログ
Web Nucky - S88N Train Detector (16 Block)
DesktopStation ソフトウェアサイト内からリンクされている、先人の方々の素晴らしい下記情報たち
箱庭計画11~在線検知とイベントスクリプト~ : エンゼル・エクスプレス
おわり
うま・ひと・うし
ジオラマ用の人形を買ってみた
アマゾンをサーフィンしているうちに、なぜか1/87スケールの人形たちを薦められ、リーズナブルだったので思わず購入。
情景コレクション 牛模型 ウシ模型 人間 人形 人物 馬模型 ウマ模型 1:87 36本入り 養殖場 牧場 マイクロ風景 装飾 レイアウト・ジオラマ・教育・DIY
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- メディア:
- この商品を含むブログを見る
届いた
早速届いたので実物チェック。
- うまとうし
意外としっかりできてる!自立もする(牧場主さんは立たず
- ひと
こっちは若干残念なでき。とはいえ、108体で1,500円なので、こんなもんなのかな。Preiserの素晴らしい製品を見た後だとツライけど、群衆として遠目に表現するなら問題なさそう。
おわり
「arduinoで楽しむ鉄道模型」買ってみた(1)
製品
自分にとってタイムリーな話題だったので、買ってみた。
購入したお店
書籍と基板のセットが、秋葉のツクモロボット館で売っているとのことで、DSShield用のArduino UNO購入のついでに買ってしまった。基盤は、自分での組み立て(ハンダ付け)が必要なキット版と、完成済み版が販売されている。キット版が欲しかったけどすでに売り切れていたので、完成版を購入。
基盤仕様に以下記載があり、Aruduino をさわったことの無い時点では互換があるのか無いのか意味不明だった。
今となっては、シールド用のピン互換は無いよ、という意味であると理解。
IDEインストール
書籍の内容に従い、Arduino IDE 1.8.5 をダウンロードしてインストール。
ここからが、ちょいと大変だった。と言うのも、書籍は「Arduino UNO R3」+ブレッドボード を前提とした記載だが、セット販売の基盤はマイコン機能としては Arduino UNO互換だけど、初心者からすると見た目が全く違う別物であり、どう接続すれば動くのか分からなかった。
最初に悩んだのが、USB-シリアルケーブルの端子接続。書いてある端子名が微妙に異なっていて悩んだ。
●USB端子側
●基盤側
端子接続の正解は製品の紙仕様書に以下の通り書かれているけど、微妙に違うので「DTR」と手書きしたのが実際の基板上の端子名です。
正常にUSB接続できると、Windows のデバイスマネージャ上で「Silicon Labs CP210x USB to UART Bridge (COM4)」と認識された。
書籍上では、通常のUNO利用を前提としているので、「Arduino UNO (COM*)」と表示されるか確認しよう、となっている。初心者的にこれでもうパニック。
とはいえ、IDE上でもCOM4として正常に認識されているようなので、これでOKなのだろうと思うことにした。
専用キットと通常Arduino UNO との違いを覚える
書籍P.20からは、IDEのサンプルスケッチ「Blink」でLEDをチカチカさせてみよう、となっている。しかし専用キットには、このスケッチで制御する「LED_BUILTIN」LEDが無いので、スケッチ書き込み後も無反応。初心者的には、この時点でもう何かが壊れているに違いないと思い始める。
ただ、落ち着いて書籍をよく読んでいくと、以下のように記載されている。(P.35)
LED_BUILTIN は13番ピンと同じ働きをしている
なので、下図のようにマイコンの「D13」端子とLED1の「A」端子を赤いコード、マイコンの「GND」端子とLED1の「K」端子を黒いコードでつなぐと、おーー光った!ゆっくり点滅してる。
これが世にいう「Lチカ」(LEDがチカチカ)。
Part2の明るさセンサーは、以下の結線で動作した。
- マイコンの「A0」端子と、SPIN_ANALOG-OUTの「CdSOUT」端子:青ケーブル
- 電源・GNDの「5V」端子と、SPIN_ANALOG-OUTの「5V」端子:赤ケーブル
- 電源・GNDの「GND」端子と、SPIN_ANALOG-OUTの「GND」端子:黒ケーブル
スケッチの勉強には便利
ここまでを書籍と実機で遊んでいると、スケッチの基本ルールがある程度分かってくる。構文についても、1行単位の説明があるのでかなり分かりやすい。スケッチってこんなにも気軽に書き換えてもよいのかーと知れたり。
残りのパートについては、サーボモータやそれ用のACアダプタを用意する必要があるので、ゆっくりと進めていこうかな。サーボモータなんて言葉を聞くのは、中学生の頃にラジコン作ったとき以来だな。。
今後の活用方針
各種センサーや処理結果をもとに、なんらかの処理が実行できることが分かってくると、今後何にArduinoを使おうかと考え始める。
将来、「鉄道の一日」的なシナリオの自動運転をする場合に、DCCによる車両制御とは別枠で、arduinoと各種センサー、モータ、LEDを組み合わせて朝,昼,晩を表現することができそう。
おわり