つじるの忘れんぼ鉄道

DCC自動運転で秋葉原にあった交通博物館のジオラマを目指すブログ

(HO) KATO E5系のDCC化

f:id:tsujiru:20181123221549j:plain

DCC化の方針

DCC化といっても、どこまでデコーダ対応とするのか、またサウンドは搭載するかの選択肢があります。私の場合は、購入してから数年アナログのまま放置してしまっていたE5系をDCC環境で動くようにしてあげたい、というのがいったんの目標となるので、以下のようなDCC化とします。

作業対象は、KATO E5系はやぶさ」の4両基本セットです。

 

中間車の加工

まずはデコーダ搭載のない、中間車への室内灯LED搭載から。

室内灯については、 デコーダを介さずにレールからの直接給電とすることにしたので、下の写真のように、

レール(片側) ⇒ ブリッジダイオードのプラス端子 ⇒ (電解コンデンサ) ⇒ テープLED のプラス端子

と接続し、テープLEDの回路を一周して

テープLEDのマイナス端子 ⇒ (電解コンデンサ) ⇒ 定電流ダイオード(CRD) ⇒ ブリッジダイオードのマイナス端子 ⇒ レール(もう片側)

という感じ。

f:id:tsujiru:20181123220823j:plain

ちなみに使ったパーツは以下の通り。

  • テープLED:アマゾンの「両端子 5M 12V 非防水 1チップ 薄型 LEDテープライト (電球色/白ベース)    ¥ 390」
  • ブリッジダイオード:S1NB60(7101)
  • 電解コンデンサ:470μF/25V
  • 定電流ダイオード:E-103 ※手持ちで余っていたのを使っただけです

なおこの構成とするにあたって、いろいろネットで調査しました。

特に参考になったのはこちらのサイトです。

The Nameless City: テープLEDを16V DCCでテストする

 

ハンダ付けし、DCC電流流したら光ってくれました。わーい。

f:id:tsujiru:20181123220805j:plain

 

テープLEDは、そのまま屋根に貼っ付け。

f:id:tsujiru:20181123220852j:plain

 

レール側からの給電経路は、この車両だけヘンな実装です。

というのも、KATO純正の室内灯では、下の赤/黒線の付け根のとこで集電板をがっちゃんこして集電するようだったので、同じようにそこから集電したくなり、またピンコネクタがうまいこと同じサイズだったので取り外しできるようにしてます。

f:id:tsujiru:20181123220836j:plain

 

とはいえ、これでそれっぽくなりました。

f:id:tsujiru:20181123221000j:plain

 

先頭車の加工

先頭車には、ヘッドライト/テールライトがあるので、デコーダ搭載と室内灯のふたつを施していきます。

デコーダはNuckyさんのワンコインFLデコーダDIP版)を使います。

座席シート?を外すと、このように基盤とLEDがあります。

f:id:tsujiru:20181123221017j:plain

 

基盤を外し、プラスとマイナスの給電を変えることで、ヘッドライトとテールライトが切り替わることを確認。いわゆる両極性に対応したLED実装ってことと理解。そのため、ワンコインFLデコーダDIP版)でそのまま使える。

f:id:tsujiru:20181123221031j:plainf:id:tsujiru:20181123221052j:plain

 

デコーダはこの板の上に配置する予定なので、板下の集電板からデコーダへの線(In)と、デコーダからLED基盤への線(Out)を通すために、ピンバイスで小さい穴をあけた。

f:id:tsujiru:20181123221127j:plain

 

線を通して、裏側から見るとこんな感じ。

f:id:tsujiru:20181123221207j:plain

 

 表側に戻って、デコーダの設置状態はこんな感じ。

f:id:tsujiru:20181123221147j:plain

 デコーダ搭載は以上。

続けて、室内灯の設置。

KATO純正の室内灯を利用する場合、集電板を写真のように隙間を通すようだったので、なんとなくマネしてみることに。銅板をカッターで切って接続。

f:id:tsujiru:20181123221426j:plain

 

テープLEDの各種パーツでは、パーツ同士を直接ハンダ付けしていくという初めての対応。なぜそうしたかと言うと、いろいろと参照したブログにて、皆さんこんな感じでやっているようだったため。

f:id:tsujiru:20181123221322j:plain

f:id:tsujiru:20181123221358j:plain

 

中間車と同様、テープLEDは屋根にそのまま貼り付け。

f:id:tsujiru:20181123221516j:plain

 

ヘッドライト、ヨシ!

f:id:tsujiru:20181123221458j:plain

 

テールライト、ヨシ!

f:id:tsujiru:20181123221443j:plain

がんばってデコーダ搭載したけど、光り方が控えめでちょっと物足りない。。。

(アナログ時も同じ光り方だけど)

 

モーター車

こちらも、モーター用のデコーダ搭載と室内灯搭載のふたつ施します。

利用するデコーダは、とある都合によりワンコインデコーダではなくデジトラックスのDZ126です。

 この車両は、モーターが台車にくっついているタイプです。前後に同じやつ。

f:id:tsujiru:20181007231142j:plain

 

モータへの入力が、台車内で完結していますが、このようにほそっちょろい集電板が刺さっているだけなので、ピンセット等で引っこ抜きます。

f:id:tsujiru:20181007231039j:plain

 

引っこ抜いたとこ。

f:id:tsujiru:20181007231116j:plain

 

ここまでくれば、デコーダのモータ出力とハンダ付けしていくだけです。

f:id:tsujiru:20181007231132j:plain

一点注意として、このモータ付き台車は前後で向かい合って搭載されるため、プラスとマイナスを互い違いに接続する必要があります。そうしないと、前方台車は左側へ進行、後方台車は右側へ進行し車両は動かない、なんてことになります。

 

ハンダ付けしたらちゃんと絶縁しましょう。

写真ではたんなるマスキングテープですが、撮影後にカプトンテープへ変更してます。

f:id:tsujiru:20181007231242j:plain

 

運がいいことに、デコーダは座席床下のこの場所に格納できました。

f:id:tsujiru:20181007231251j:plain

室内灯は、他車両と同じように対応するのみです。

 

かんせーい

ということで、4両基本セット分が完了です。

f:id:tsujiru:20181123221549j:plain

 

今後の予定

ここまでやると、なんだかんだでサウンドが欲しくなるものです。

 

おわり